ホームページ制作を依頼する際、多くの企業が最初に悩むのが「どの会社を選ぶか」「見積もり金額の違いは何なのか」という点です。
実際、同じ内容で依頼しても A社は8万円、B社は25万円、C社は60万円 と、見積もりがバラつくことも珍しくありません。
価格の裏には「制作範囲・納期・保守内容・制作体制」といった重要な違いがあります。
この記事では、制作会社選びで失敗しないための具体的なチェックポイントと、見積もり比較の正しい見方を解説します。
「価格だけ」で判断しない
価格だけで業者を選んでしまうと、制作範囲が極端に狭い・サポートがない・修正に費用がかかるなどのリスクがあります。
たとえば「10万円で作成可能」としていても、
ページはトップ1枚のみ
問い合わせフォームやスマホ対応は別料金
修正は1回まで
といったケースはよくあります。
見積もりの数字だけでなく、「何がその金額に含まれているか」を必ず確認しましょう。
料金に含まれる範囲が明確な制作プラン(例:6セクション構成・レスポンシブ対応込み・3営業日納品など)を選ぶのが安心です。
見積もり書の「内訳と根拠」を見る
見積書には「ページ制作費」「デザイン費」「CMS構築費」「SEO設定費」などの項目がありますが、内訳がない見積もりは危険信号です。
金額の根拠が不明確だと、後から「追加費用」が発生するリスクが高まります。
比較時には、以下の3点を必ずチェックしましょう。
| チェック項目 | 確認すべき内容 |
|---|---|
| 構成内容 | ページ数・セクション数・機能(フォーム・ブログ・地図) |
| 納期 | 「営業日ベース」か「実働日ベース」かを確認 |
| 修正範囲 | 無料修正の回数と、追加修正時の単価 |
数字だけを比較せず、「提案の具体性」を見ることが重要です。
良い制作会社は、依頼者の目的を理解したうえで「なぜこの構成・金額なのか」を丁寧に説明してくれます。
公開後の対応・保守体制を確認する
公開後に「メールが届かない」「問い合わせフォームが壊れた」「ドメインが切れた」といったトラブルが起こることがあります。
格安業者の多くは、納品後はサポート対象外です。
サイト公開は“スタートライン”であり、その後の運用こそが成果を左右します。
WordPressやプラグインのアップデート
セキュリティ対策
定期バックアップ
解析ツールのメンテナンス
これらを誰が行うのかを、契約前に明確にしましょう。
実績と得意分野を確認する
どの会社も「実績多数」と謳いますが、得意分野が違うことを理解しておきましょう。
デザインに強い会社、SEOに強い会社、システム開発に強い会社など、それぞれの方向性があります。
制作実績を見るときは、以下を意識してください。
自社と同じ業種・規模の事例があるか
表面的なデザインだけでなく、使いやすさ・導線設計も見てみる
そのサイトの「更新頻度」や「読み込み速度」も確認
「見た目の良さ」よりも、「事業目的に合っているか」「ユーザーが行動しやすいか」を重視するのがポイントです。
コミュニケーションの質とスピードをチェック
メールの返信が2〜3日後、電話がつながらない、説明が曖昧――
制作過程でこうしたストレスがあると、納期遅延・意思のすれ違いが起きやすくなります。
初回の問い合わせ段階で、以下をチェックしましょう:
レスポンスは1営業日以内にあるか
専門用語を使いすぎず、丁寧に説明してくれるか
「こうした方がいい」という提案姿勢があるか
良い制作会社は「ただ作る」のではなく、「目的を達成するための手段」として提案してくれます。
当社も制作初期から担当が直接ヒアリングを行い、最短スケジュールを提示します。
納期の根拠を確認する
「最短3日」と言っても、実際には素材が揃っていないため1ヶ月延びるケースもあります。
納期を聞くときは、
どの条件でその納期になるのか
修正や確認期間を含めた全体スケジュールか
を必ず確認します。
短納期を希望する場合は、事前準備のテンプレートや素材共有のスピードが重要です。
当社では、原稿テンプレートを使うことで 「3営業日で公開」を実現しています。
CMSの仕組みと更新方法を理解する
「更新ができない」「編集が難しい」という理由で放置されている企業サイトは少なくありません。
CMS(コンテンツ管理システム)にはWordPress・Movable Type・独自CMSなどがありますが、
長期的に運用するなら「WordPress」など一般的で汎用性のあるCMSを選ぶのが安心です。
依頼時に「納品後はどの程度の操作で更新できるのか」「マニュアルはあるのか」を確認しておきましょう。
契約条件・権利関係を明確に
契約書をよく読まずにサインして、ドメインやデザインの所有権が制作会社にあるというトラブルは実際にあります。
将来リニューアルや移転をしたいときに、データを引き出せないことも。
確認すべき主な項目:
納品データ・ソースコードの権利は誰に帰属するか
ドメインは誰の名義で取得するか
契約解除時の条件と追加費用
契約条件を明文化していない会社は避けたほうが無難です。
担当者との相性を見極める
制作は“共創”のプロジェクトです。
担当者と信頼関係を築けないと、修正依頼や意見出しがしづらくなります。
誠実に対応してくれるか、こちらの意図を汲み取って提案してくれるかを判断しましょう。
担当者との相性が良いと、修正も提案もスムーズに進みます。
当社では、専任担当が最初から納品まで一貫して対応しています。
見積もり比較は「同条件」で行う
最後に、最も重要なのが 「比較条件を統一すること」。
たとえば、A社は5ページ、B社は10ページ、C社はSEO設定込み…
これでは正しい比較になりません。
比較するときは、
ページ構成(トップ+下層5ページなど)
対応機能(フォーム・スマホ・SEO)
を同じ条件で伝えたうえで見積もりを依頼しましょう。
Excelなどで一覧化し、「含まれる範囲」と「金額」を並べると、差が明確になります。
見積もりは“金額”より“信頼と内容”を見る
安さだけでなく、範囲・納期・実績・対応スピードを比較する
不明点をそのままにせず、納得できるまで質問する
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TIDAにお任せください。
Q1. 相見積もりは何社くらい取るべき?
3社程度が理想です。多すぎると比較が煩雑になり、判断が遅れます。
Q2. 契約前に確認すべき“隠れコスト”は?
修正費・画像差し替え費・ドメイン更新費など。初期見積もりに含まれているか確認しましょう。
Q3.途中で担当者が変わるのは問題?
担当変更自体は悪くありませんが、引き継ぎ体制がないと品質に影響します。体制を確認しておきましょう。